【小説】四つ子ぐらし(5) 【感想】

広告

bookwalker.jp

 

四つ子過去最大の試練

始まりは二鳥が過去に出会った初恋の男の子がアイドルデビューするということでフェスに行くことに。

しかしその彼は二鳥のことを覚えておらず…前巻に続き二鳥に厳しい。

それでもへこたれない四つ子パワー。やはり男は不要なのだ…

と、まぁここでどうなるのかと思ったらまさかの因縁の相手麗が登場。二鳥の初恋の相手は麗の娘だった…

 

そしてここで明かされる母にまつわる衝撃の真実。

まさかの挿絵活用での演出は度肝を抜かれたし、子供が泣くんじゃないかというレベル。

この編集だけでもお腹いっぱい

 

bookwalker.jp

 

再び失意のどん底から再び四つ子パワーで復活。こういうなにかあっても四人いるから大丈夫というところが心地よい。

そしてついに四つ子の母の実家へ。四ツ橋家に双子生まれすぎ問題。それに加えてお金もちにありがちな跡継ぎの問題。複雑な事情に翻弄された麗の真意を知った四つ子は…

 

 三風、四月に続き二鳥にも男の気配!?

と思ったら一気に物語の真相に近づいた巻。

上巻で失意のどん底に落とされたぶん、下巻では四人の絆でそこから復活するくだりが素敵。

いよいよ母の行方が気になるところだけどさすがに生きてると思いたいが…

恋愛要素が強くなりつつ、テンションのアップダウンが激しい分、四つ子が個性を出して支え合いながら頑張っていく姿が素晴らしい。

しかし今度はとうとう三風と二鳥で三角関係!?だから男は不要なんだ…