【小説】四つ子ぐらし(3) 学校生活はウワサだらけ!【感想】

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男が増えるよ!四つ子ちゃん。

軽く学校のアイドルになって話題の人となる四つ子ちゃん。様々な噂が飛び交い、新聞部のインタビュー受けることに。

しかしその後にいじめ疑惑が!疑惑を払拭するため奔走する…とはいうものの、結局いじめの告発は勘違いということで、前回の探偵ごっこほど大掛かりではない。

どちらかというと、今までイケメン同級生くらいしかいなかった学校の友だちが増えて、それによる四つ子の心の動きがメイン。

気になる湊くんに幼馴染の女子がいることが発覚してざわつく三風、さらに男子生徒に親切にされてどぎまぎする四月。どんどん異性関係が発展していく。悲しい。

一方二鳥は恋愛禁止令を発するのであった。

 

予告でいじめ疑惑ということで、重い話になるかと思っけど、そこまで深刻な問題にはならず、全体通してのシリアス度は今までで一番低いかもしれない。

ほぼ四つ子だけでストーリーが進んでいたのが、学校の友だちが増えてそれぞれの人間関係が進んでいる感じ。

最初から男の影がちらついていた三風の次に男関係が始まったのが四月というのは意外だった。

せめて一花にはぜひ千草への初恋を貫いてほしい。

一方で、周囲に4人だけで暮らしていることが疑われ始めており、その点の不安要素もちらつき始めた。