ミルキーはママだった…
今回は見どころがバトルではなく歌唱シーンにあたる。また、スター(ピンク)ではなくミルキー(グリーン)がメインとなっている。
とにかくストーリー重視だった印象。また、星を一つの生命体と捉える(ガイア理論)点や、星の見る夢など、SF要素も強い。
キーキャラクターのUMAが言葉を発しないところも含めて結構子供には難しい部分もあるかもしれない。
とはいえ場面場面でミラクルライトが振られていたので楽しんでいたとは思う。
とにかくララとUMAの交流が泣ける。ひかるも要所で背中を押すことでナイスコンビとなっている。最後のUMAの姿からしたらもうスターがお父さんでミルキーがお母さんだよ。
えれな・まどか・ユニはほぼサポートに徹してる感じ。フワもUMAと奇声要員が被るため(?)かライト係に。プルンスはまさかのパイロット適正を発揮しライト4刀流を披露する。
映画の直前回でユニと絆を深める描写があったことで、コスモがペンを受け取った時に「ありがとう」というのが映えるし、直後の回でララがUMAの本を読んでいるところで涙腺を刺激させる。本編とのリンクもしっかりしていると思う。
バトルはメインではないと言いつつ最初の宇宙戦はなんかウルトラマンみたいに飛んで戦ってるし、地球の戦いで5人そろうところは戦隊かライダーみたいなかっこよさ。敵の攻撃もエグく、やばかった。
形勢逆転の鍵の十二星座ドレスはコスモ4種、他4人は2種とコスモ優遇。特に乙女座ドレスで天使となったコスモは美しかった。
それ以外では人魚回と上手くつなげた魚座ドレス、キュアジェラートな獅子座ドレスあたりが目立っていた。
最初は理解しあえなかったララとUMA。
言葉が通じなくても歌で心を通わせる(デカルチャー)事で仲良くなり、別れたくなくなり、それでも最後はUMAの夢を応援して見送る、それらを美しい地球の景色や歌を交えてうまいこと詰め込んでいた。
最後はUMAの「なりたい自分」がララたちと見た地球の姿というのが泣ける。
本編含めてどんどんララが成長しているし可愛くなっている気がする。そしていつかはこの映画のように今度はララが地球を離れることになるであろうことが予想され、その時どうなるかも気になってしまう。
春の映画がちょっとイマイチだったが、秋映画は前年に続いて大当たりだった。映画が泣けるできだったうえに次の春映画予告でハグプリが最後と思うとさらにまたちょっとセンチメンタルになってしまった。