【小説】うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。7【感想】

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ラティナ飯フルコースの巻

今回は特に料理の描写に力が入っているように感じた。

まずはヴァスィリオでの極地料理。食文化の発展していない、まともな食材もない環境で限られた材料からクレープもどきを作ったりパンづくりに挑戦したりと料理に対するラティナの探究心の強さが見受けられる。というか強すぎて病的になってるw

料理の味自体は満足できるものではなかったようだができるまでの課程で頑張るラティナの姿でとても美味しそうに見えてしまう。

次は野外でのキャンプ料理。珍しく同じ年頃の女性キャラが現れたと思ったら圧倒的な女子力の差とリア充っぷりを見せつける。

そしてフリソスとの墓参りでのラティナ弁当。弁当とは思えない手の込みよう、当然のようにデイルのぶんは味付けを変えているとかなんだこの完璧な嫁は。

 

冒険者ガールトリオに加えてケニスとリタの娘エマと、この作品にしては珍しく女性キャラが増えた回。

中でもエマはラティナの妹として短い出番ながらラティナの母性を引き出してくれる。とても微笑ましい描写でデイルでなくても顔がにやけてしまう。GJである。

 

クロイツに戻って通常運転でイチャイチャする二人を満喫できる回。

それでいて今までにない状況、キャラクテーとの絡みで別の角度からも見せてくれる。

エンディング後の後日談がだいぶ長くなってる感じだけど、まぁこのテイストが好きで読んでるからまだまだ続いてもいいんだよ、と思う。