最近読んだ本の感想(2024.01)

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ウィザーズ・ブレインX 光の空

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Ⅷ中:2011/2←ここまではほぼリアタイで読んでた
Ⅷ下:2014/2←ここから電子で一気読み
Ⅸ上:2014/12
Ⅸ中:2023/4
Ⅸ下:2023/5
Ⅹ:2023/9
8年も間を空けてよく打ち切りにならなかったものだ。そこはさすがに老舗の電撃文庫の懐の深さか。これでも22年で20冊だから平均するとほぼ年1冊のペースになるという。信じられないが。

とりあえず完結できて良かった。AI?ウェアラブル端末?の先取りのようなI-ブレインというアイデアは当時は先進的なアイデアだったが22年のうちに時代に追いつかれ、似たようなテーマを用いた魔法科高校の劣等生に完全に追い抜かれてしまうなど惜しい作品。

人類と魔法士の対立というテーマはSEEDのナチュラルとコーディネーターの対立と全く同じ。殺し合って疲弊したところで第三勢力にぶん殴られて和平というのも。

つくづく刊行ペース次第ではもっと受けたのではないかと思えてしまう。

億単位で人が死んでいくが主人公格のキャラは死なないんだろうというメタな安心感があり、さらにいえばラスボスのサクラについても、読者的には本当に人類抹殺するか?しないだろ?という信頼感があるためゴチャゴチャした戦闘シーンは斜め読みになってしまい推しのカップリングがどうなるか見届けるため最後まで読んだ。

セラちゃん10歳が大胆すぎてドキドキしちゃった。そしてどシリアスな中クレアがエロゲのヒロインみたいなムーブをして笑っちゃった。登場時から一番かわいくなったのこの娘で間違いない。

とにかく、思った以上にハッピーエンドになってよかった

 

転生令嬢と数奇な人生を2 落城と決意

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とりあえず作者は「絶体絶命の大ピンチ!次回に続く!」というのを小説でやるのはやめたほうがいいと思う。

悪夢のような前巻の終わりから始まる地獄のコンラート領壊滅、そして王都陥落。1巻で出会った温かい人達が容赦なく死んでいく…

残された者たちとお家存続に奔走するうちに結果的に襲撃した帝国の皇太子とどんどんお近づきになっていく。自ら数奇な運命を選び進む転生令嬢カレンの度胸と勝負眼がやばい。一方でそんなカレンの真意が読めない家族との軋轢が怖い。

そして帝国に居を構えたところでまたしても大ピンチで次巻に続く!作者さぁ…

 

悪役令嬢レベル99 その2 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~

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1巻読んでから時間が経っていたのでアニメEDでエレノーラが目立ってたけどそんな出番あったっけ?と思ったけど2巻で本領発揮だった。ユミエラ以上に天然で残念な公爵令嬢でシリアスブレイカー。公爵の陰謀もあっさり瓦解。そしてユミエラのほうも早くもあっさり結婚!?