五年霊組こわいもの係12~13 感想

広告

佳乃ちゃんマジ天使

 

bookwalker.jp

ラス前。佳乃が実家に帰った時の話と、今までありそうでなかった鏡子があさひ小に来た時の話、そしてついに明らかになる破滅の予言。

こわいもの係となって成長した佳乃。当初に比べると明るく、逞しくなったなぁ…きん○まぶくろとか言えるようになるくらい(

きん○まぶくろも口にできるようになった結乃に負けられないくらいパワフルになった佳乃ならどんな危機でも大丈夫!

時代は遡って7代目のこわいもの係、福井桃子の頃の話。鏡子さんは生まれたときから美人で天使やったんやな…

そして最後はついに明らかになる破滅の予言。予言といえば、親世代にしかわらない、むしろ今や親世代でも知らないかもしれない恐怖の予言。そうノストラダムス。ラスボスはノストラダムス

 

bookwalker.jp

最終巻。あさひ小を襲う破滅の危機に総力戦で立ち向かう。だいだらぼっち事件の時がこわいもの係6人+αだったけど今回は言うまでもなく47代・46人のこわいもの係の心が結集する。

まず目次の時点でビビッと来る。「43と34と42」シリーズを読んでいる人には分かるこのタイトル。数字だけでキャラの顔と名前が浮かんで来る見事な予告。真っ先に出てくる43さん…///

あと佳乃が頑張ってる影でイチャイチャする1と3、44・45と46。

そしてこわいもの係シリーズに欠かせない彼女も。この危機に駆けつけないわけがないでしょ!

ということで本当の意味でのこわいもの係オールスターズ。バトル要素多めで完全に劇場版プリキュアみたいな熱い展開。ベタではあるものの、やはり歴代のメンバーが思いを馳せるシーンは泣けてきます。中には誰だっけっていう人もいたけど…

ラストは児童書らしい、余韻の残るお手本のような締め方。しかもマルチエンド風味。どっち派にも優しい配慮。

 

長きに渡って佳乃の成長と歴代のこわいもの係たちの奮闘を見守っていた身には感極まるものがありました。満点です。