天気の子 ネタバレ感想

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天気の子 ネタバレ感想

 あらすじ

家出少年の帆高が雨の降り続く東京で100%の晴れ女・陽菜と出会う。

陽菜の力を活かして晴れを届ける仕事をしていくが、陽菜がやがて狂った天気をもとに戻すための人柱であることが明らかになる。

7月に雪が降るという異常気象の夜、陽菜は帆高の前から消えてしまう。

帆高は陽菜にもう一度会うために陽菜が天気の巫女となった廃ビルの神社へ向かう。

警察に追われながら、東京で出会った大人の助けを借りて帆高は空のさらに上で陽菜と再会する。

陽菜が戻ってくるなら天気なんか狂ったままでいい。帆高の決断で世界の形は決定的に変わってしまう。

3年後、水没した東京に帰ってきた帆高は陽菜と再会する。

 

予告でやった以上のことはやってないよね、という感想。

君の名は。では三葉が実は3年前の隕石で亡くなっていという衝撃の事実が明らかになり、一気に別方向の物語になっていたのに対して天気の子は100%の晴れ女なんて何のリスクもないわけないと思ったら案の定の展開だったのであまり驚きはなかったです。

そういう意味では君の名は。よりもシンプルな構造だったといえるでしょう。

君の名は。に比べて大人の介入が多いものの、帆高の周囲の大人はいまいち頼りなく、最後の最後で助けてくれるものの、どちらかといえば少年から見れば自分たちのことをわかってくれない存在という意味合いのほうが大きかった気がします。

そしてその大人に対抗するために帆高に与えられたのが拾い物の拳銃。予告で写っていて不穏な感じがしたものの出番は最初と最後だけ。どちらも大人の暴力に抵抗するために使われます。そのためだけに拳銃を与える必要があったのかなという気がします。

そういう意味では大人たちに理解できない少年少女だけの物語だったと思います。子供だからこそできる世界と好きな女の子を天秤にかけて世界を捨てるという選択。

帆高が実に青臭いのに対して陽菜の弟・凪がプレイボーイでありつつも冷静な思考をしていて正に先輩という空気を出していたのが対照的でした。

今作でいうと一番いいキャラしてたのが凪だったと思います。

君の名は。を超えるインパクトはなかったものの、充分良作だとは思います。

 

しかし、バーニラバニラ♪にプリキュア+アクア様、瀧君三葉のゲスト出演が衝撃的だった。