【小説】うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。3【感想】

広告

 

bookwalker.jp


 

幼女、少女になる。

前半はティスロウからの帰還。アニメではここまでやるかやらないかぐらいなんだろうなぁ。

そして衝撃の展開。ラティナ14歳になる。

幼女×保護者もので行くのかと思ったら2巻ちょっとで成長してしまった(涙

この巻では誰もが認める美少女に成長したラティナが未だに子供としか見てくれないデイルに恋心を伝えるために奮闘する話になる。

あまずっぺー!!

やっぱりそうだったのかと思いつつ、背伸びをして大人になろうとするラティナとそれを見守る(デイル以外の)周囲の人々の暖かさもあってこれは応援せずにはいられない心境になる。

そしてデイルに対する残念評価が加速するのであった。

甘やかされる側だったラティナもリタの息子テオ、幻獣わんこヴィントの姉・飼い主となり、家事スキルも磨き上げられ、もう完全に嫁となっている。

幼女から成長したことで魅力が減るかといえばそんなことは全くなく、新たな可愛さを見せてくれるのは見事。

成長させないまま話を続けることもできただろうけど、あえて成長させて新展開にしたのは作者の英断だと思う。

ラティナの転機と同時に、二の魔王の魔手がすぐ近くに迫り、二人の運命が動き出すのを感じる3巻。